外為取引(FX)とは

外国為替保証金取引は、銀行の外貨預金などのように実際に取引する外貨相当の円を全額用意する必要はなく、その名の通り実際の取引額よりも小さな「保証金」を担保に行なう取引です。ですので、外貨預金などに比べて効率的な取引をすることができます。

また、この保証金取引の特徴のひとつとして、外貨の買いだけではなく、外貨の売りから始めることができます。近い将来、外貨の価値が相対的に上がると思ったらその外貨を買えばいいですし、反対に外貨の価値が相対的に下がると思うならその外貨を売ればいいというわけです。

また、この外国為替保証金取引では、為替差益とあわせて「スワップポイント」による収益も期待できます。スワップポイントとは、内外の金利差に基づく調整分のことをいい、現在の金利バランスですと、高金利である外貨の買いから始めた場合には、同時に低金利の円を売っていることになりますので、その金利差をスワップポイントとして受け取ることができ、反対に外貨の売りから始めた場合には、スワップポイントを支払うことになります。

また、外貨定期預金は、一定の決まった期間預けっぱなしにしておかなければならないため、機動的に取引ができず、為替差益のチャンスを逃してしまうこともありますが、外為取引(FX)は土日をのぞく、ほぼ24時間取引が可能ですので、チャンスを逃すことがありません。

そして、一般的に外貨預金は金利が高いことと引き替えに、為替手数料が非常に高くなっています。大手銀行では往復4円の手数料がかかってしまいますが、外為取引(FX)では、少し高いところでも往復20銭ですので、せっかくの為替差益が為替手数料によって無くなってしまうことがありません。

ここまでをまとめると、外国為替証拠金取引(FX)は

• ・投資金額以上の取引ができ効率的である。（レバレッジがきかせられる）
• ・買いからでも売りからでも始めることができる。
• ・為替差益だけでなくスワップ金利を得ることができる。
• ・機動性が高い（途中解約できない、といったことがなく24時間取引可能）
• ・為替手数料が格安である。

といったメリット・特長があるのです。