レバレッジ

レバレッジとは、投資した金額の何倍もの取引が行えることをいいます。レバレッジはてこの原理のことで、小さな金額で、大きな取引を行えることからきています。

外国為替証拠金取引(FX)では、このレバレッジが使えます。

取引業者にもよりレバレッジの大きさは異なります。10倍の業者から、大きいところでは200倍のレバレッジをきかせられる業者もあります。

具体的に、レバレッジの効果について説明します。

例えば、今10万円投資できるお金があるとします。そして、米ドルが仮に1ドル100円とします。外貨預金等では、10万円の資金で買える米ドルは

• 10万円÷100＝1,000ドル　となります。

ところが、外為取引でレバレッジを10倍きかせると

• 10万円×10÷100＝10,000ドル　となります。

つまり、レバレッジでは投資資金の何倍もの取引ができるのです。

このレバレッジの効果は絶大です。例えば、上記のケースで、1ドル105円になったとします。（ここでは分かりやすくするために為替手数料は無視して考えます。）外貨預金では、5,000円の為替差益が得られます。一方、レバレッジを10倍きかせた外為取引では、50,000円の為替差益が得られます。

10万円の投資金額で、5万円の為替差益が得られるということは、投資金額の50%の利益が得られる、ということになるのです。

しかし、良いことばかりではありません。例えば、上記のケースで、1ドル95円になったとします。そのとき、外貨預金では5,000円の為替差損ですみますが、レバレッジを10倍きかせた外為取引では、50,000の為替差損となるのです。

これが、外国為替証拠金取引(FX)がハイリスクハイリターンと言われる理由です。

しかし、外為取引では、必ずしもレバレッジを最大限きかせる必要はありません。外貨預金と同じレバレッジ1倍で取引することもできるのです。レバレッジをどれだけきかせて取引するかは、本人次第です。リスク、リターン、タイミング等を考えて、自分にとって最良のレバレッジで取引することができるのです。

私は今のところ、レバレッジ2倍程度で取引しています。