外貨MMF

外貨MMF（マネーマーケットファンド）は、格付けの高い短期の金融商品を中心に運用される投資信託の一つです。

元本保証はありませんが、外貨での元本割れリスクは低い外貨商品です。

ちょうど、日本のMMFや中期国債ファンド（中国ファンド）と同じような仕組みです。

日本のMMFは現在かなり低い金利ですが、外貨MMFはかなり高金利の外貨商品です。

金利は、ほぼ外国の政策金利と近いものになっています。

外国の金利（政策金利）は2005年12月現在、

• ・アメリカ　　　　　4.25%
• ・ユーロ　　　　　　2.25%
• ・オーストラリア　　5.50%
• ・ニュージーランド　7.25%

となっています。

外貨MMFは預け入れた日の翌営業日以降であればいつでも出し入れできますので、短期的な為替変動にも対応できます。

また、外貨MMFは利息を1ヶ月複利で運用することもできますので、運用効率が高い外貨商品です。

外貨預金では年2回の利払いが多いですが、外貨MMFでは毎月の利払いが一般的です。

外貨MMFは証券会社、銀行などで扱っています。

外貨MMFは資金が全額保護されますのでデフォルトリスクやカントリーリスクの心配がありません。

外貨MMFの大きなメリットは、「為替手数料が安いこと」「為替差益が非課税」であること」があります。

一般的な外貨預金では、米ドルの場合往復1円の為替手数料がかかりますが、外貨MMFでは往復50銭と、約半分になっています。

また、外貨預金では為替差益は雑所得扱いとなり20万円を超えると課税されますが、外貨MMFでは為替差益が非課税となっています。

為替差益もねらえて高金利、さらに為替差益も非課税と、外貨商品の中ではかなりおすすめの商品です。