カナダドル(CAD)

アメリカの北にあるカナダの通貨が、カナダドル(CAD)です。

カナダドルは、米ドルと連動した動きをする通貨として有名です。

2005年12月現在の政策金利は3.25%です。

外国為替証拠金取引(FX)では、売る通貨と買う通貨の政策金利の差がスワップ金利となります。

日本の政策金利はご存じのとおり、0%です。

というわけで、円を売ってカナダドルを購入すると、その金利差がスワップ金利としてつきます。

例えば、カナダドルが1ドル100円として、1万ドル＝100万円を買ったとします。

すると、100万円×3.25%＝3万2千円が1年間の金利となります。

日本では金利が0.数%と言ったのが現状ですから、かなりの高金利といえます。

年利3.25%ですと、例え為替差損が50%（1ドル100円で購入したものが、1ドル50円）となったとしても、およそ16年間で損が無くなります。

また、カナダは資源国としての一面もあり、世界の商品市況（金などの貴金属、穀物、原油など）の影響を大きく受ける通貨ともいえます。

資源価格が上がるときには買われやすい通貨の1つです。